当サイトでも日頃から様々な運用手法を取り上げていますが、本日は国内の投資家界隈を騒然とさせている緊急事態について、現在判明している情報を取り急ぎまとめました。
2026年10月12日(スポーツの日)の朝、SBI証券のFXサービスにおいて、意図しない「強制ロスカット」が多発する事態が発生しています。何が起きているのか、事象の概要と問題点について整理します。
1. 発生している事象の概要:評価額が突然「0円」に?
2026年10月12日の朝方、SBI証券の「FX株券担保サービス(代用有価証券)」を利用している多くのユーザーから、「口座の資金が突然ゼロになり、すべてのポジションが強制ロスカットされた」という悲鳴がSNS上で次々と報告されました。
今回の原因は相場の急変動ではありません。土日に行われた大規模なシステムメンテナンス明けに、担保として預けていた現物株の「代用評価額」がシステム上で正しく反映されず、「0円」として扱われてしまった不具合によるものと見られています。
これにより、本来であれば十分な担保があったはずの口座でも証拠金維持率が一瞬にしてゼロになり、システムによって機械的に強制ロスカットが執行されてしまいました。
2. 「FX株券担保サービス」の落とし穴とルール変更の直撃
高配当株などを長期保有する手法において、この「FX株券担保サービス」は、長期保有の現物株を担保(代用有価証券)として預け、その評価額の一定割合(掛目)をFXの証拠金として利用できる資金効率の良い仕組みです。
しかし、SBI証券は直近の2026年10月1日より、代用有価証券の掛目を従来の70%から50%へと大幅に引き下げていました。
このルール変更により証拠金維持率がギリギリになっていたユーザーが多く、そこに今回の「評価額が反映されない不具合」が直撃したことで、大規模なロスカット連鎖に繋がったと考えられます。現金ではなくシステム上の評価額を担保にする「システムリスク」が最悪の形で顕在化してしまいました。
3. 今後の焦点:ポジションの復元と補償はどうなるか
SBI証券側も、FX株券担保サービスにおいて代用評価額が反映されていない事象が発生していることを公式のアナウンスで認めています。
現在最大の焦点となっているのは以下の2点です。
- 不当に強制ロスカットされたポジションが元の状態に復元されるのか
- ロスカットによって確定してしまった損失がどのように補填されるのか
過去の他社事例などを見ても、システム障害による誤決済への対応はケースバイケースであり、今後のSBI証券の誠実な対応と公式発表が強く待たれます。
※ご注意・免責事項
本記事は2026年10月12日時点でのSNS等の報告や初報を元に状況を整理したものです。事態は現在進行形で動いており、証券会社側の調査結果によっては記載内容に誤りや事実と異なる情報が含まれている可能性があります。最新の正確な情報や今後の対応方針については、必ずSBI証券の公式ウェブサイトやアナウンスをご確認ください。

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