銀行に預けっぱなしの10万円を、初めて個人向け国債に投資した理由

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1. はじめに

私は本日、初めて「個人向け国債・変動10年」を購入しました。

きっかけは、ずっと銀行口座に眠らせていた10万円を、少しでも意味ある形で活用できないかと考えたことでした。

実はこの10万円、ちょうど1年前に祖父からもらったもので、「何かあった時のために取っておきなさい」と言われていたお金です。

その言葉を胸に、これまで手を付けず銀行に置いていましたが、低金利の時代、預金しておいてもほとんど増えない。

それなら、少しでも自分のお金が働いてくれる場所に移すべきだと思い、個人向け国債への投資を決めました。

2. 株や投資信託とは異なる役割を持たせたかった

私はすでにS&P500やNASDAQ100を中心にした米国株のインデックスファンドを軸とした資産運用を行っています。

ポートフォリオ全体の50%超がS&P500、約20%がNASDAQ100、残りは日本の個別株とApple(AAPL)です。

ただし、これらの資産はどれも為替リスクや値動きの大きなリスクを伴うものです。

その中で、この10万円に関しては、もっと安定的な資産として、値動きが少なく為替の影響もない「国内債券」がちょうど良いと判断しました。

加えて、個人向け国債の変動10年は、1年経過すれば1万円単位で中途解約も可能です。

「何かあった時のために使う」お金としての機能も残せると考えたのです。

3. マネーフォワードでポートフォリオの全体像を意識

私は日々の家計管理に「マネーフォワードME」を活用しています。

大学4年生の頃から、資産を“見える化”することの大切さを感じ始め、当時は「マネーツリー」を使っていました。

収支を明確にすることで、自分のお金の使い方を俯瞰して見られるようになり、無駄遣い(とくにギャンブル)を見直すきっかけにもなりました。

現在では、資産が増えるごとにポートフォリオのバランスにも目を向けるようになり、今回のように「リスクを抑えた資産を組み込む判断」ができるようになりました。

4. 個人向け国債のメリットと私の活用法

今回投資したのは「個人向け国債 変動10年」です。

特徴は、金利が半年ごとに見直される点と、元本保証があること。金利は市場金利に連動するため、インフレ局面では預金よりも金利が上がる可能性があります。

金利は確かに現時点では高くはありませんが、「利回り」だけでは測れない安心感があります。

もし急な出費が必要になっても、1年経てば途中解約できる柔軟性があり、定期預金よりも流動性が高いとも言えるでしょう。

また、個人向け国債にはキャンペーンを行っている証券会社も多く、少額からでも始めやすいというのもポイントです。

5. 投資は「挑戦」だけじゃない

投資と聞くと、多くの人は「リスク」「値下がり」「損をする」といったネガティブな印象を持つかもしれません。

特に株式投資や仮想通貨は、ボラティリティ(価格変動)が激しく、初心者にとってはハードルが高いものです。

しかし今回のように、国債という安定資産に少額から投資を始めることで、「自分に合った投資スタイル」を試すことができます。

私はこの10万円で大きく増やそうとは思っていません。

「安定性をもって資産に組み込むこと」こそが目的であり、今後の資産形成全体をバランス良く進めるうえでの重要な一手と考えています。

6. まとめ:自分の資産に役割を持たせる

投資というと、大きな金額でハイリターンを狙うイメージが先行しがちですが、私が感じているのは「資産に役割を持たせること」の重要性です。

米国株は成長を期待する資産、Appleは愛着ある企業への投資、日本株は過去のスイングトレードの名残、そして国債は“守り”と“流動性”を兼ねた安心資産。

祖父からもらった10万円に新たな意味を持たせることができて、少しだけお金との付き合い方が深くなった気がしています。

これからも、一つひとつの資産に意味を込めて、コツコツと資産形成を進めていきたいと思います。

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